牡羊座新月～ひらめきのまま軽やかに進むために。

3月22日2時23分頃

牡羊座で新月です。

生まれたての自分に出会っていきましょう。

「こうしたい」と思った瞬間に走り出している

子供のような自分に。

12サイン、最初の度数で迎える新月は

思いっきりピュアで正直なわたしからスタートします。

2ハウスで起こる新月は、

これから始まる新しい世界は、すでに既知のもの、手にしているもの等、

「ある」ものを使い

、展開していくことを示しています。

「ない」と思っていたものが「ある」のに気付いた、

これまでの取り組みでそのような気づきを得てきたとしたら、

力に変えて惜しみなく発揮するときが来たのですね。

新月部分には、水星、火星、冥王星が関わっています。

水星からは、何を使っていくのか、何を手段にするのか、

あなたは知っている、とわかります。

それはこれまでに身に着けてきた知識やスキルだったり、

ただ「わたし」を語っていく、

そこからはじめようとしている人もいるでしょう。

火星は、双子座にいて相性のいいサインでありながら最後あたりの度数であるがゆえ、

目的意識や経験を目安にしていくと

力が入りすぎてしまいそうです。

ここは、あまり考えずに直感的な行動がいいようです。

土星とよいアスペクトですから、

情熱を努力に、さらに持続力へと変換できるでしょう。

生まれたばかりで、セルフイメージというものがまだない、と言えますから、

ひらめきとともに、軽やかに進んでいけるのです。

新月と冥王星との関わりからは、

このスタートは、起死回生であったり、リスタートの意味合いが強いのがわかります。

心の奥底で、「生まれ変わりたい」という強い意志が目を覚ます感じ。

冥王星は、極限の力、底力でもありますね。

ですから、真にやりたいことをやっていく中で、

底力が湧き上がってくるのを体験できるでしょう。

（冥王星については後にも記述します。）

そのほか主な星の配置は、

金星とドラゴンヘッドの合が土星とセクスタイル。

これは、新しい喜びを知るサインです。

ふと「こんな喜びがあったんだ」と心がふるえるような体験をするでしょう。

これは新しい世界を創り始めたあなたに、見えない世界からの恩寵にほかなりません。

それから、木星とキロンの合。

こちらも、少し前からある、心の傷に善意が宿る配置です。

成長によって

過去の傷が癒され奇跡のような展開をもたらす兆し。

「春になったんだね」と目がうるんでしまうような、

ホッとする瞬間がやって来ます。

そしてさいごに、

冥王星と火星の150度の関係。

これは、極限の力を出し切れないもがき。

抑圧された怒りからくる、攻撃的な心ーーーを思わせます。

怒りを表現しないのが美徳といわれてきた時代を経て、

怒りを表現する大切さを、その意味を、知る人が増えているのが現在です。

怒りを封じていると、それを引き出されるような出来事が起きたり、

社会の中にそれを見ることもありそうです。

牡羊座シーズンは火星が力を得ます。怒りの象徴でもある火星を思うと、軽やかな行動のために、怒りの感情の放出は大事なポイントなのです。

そして

繊細さんが、初めの方に書いたように、

本来の、極限の力、底力を発揮しようとするとき、

新月図の到達点が冥王星と火星であることからも、

この後、冥王星が水瓶座に移動することからも、

怒りの感情に気づいたら見過ごせないかなとーーー感じます。

ピュアなわたしとは？

新しい世界を創るには？

という問いかけに、

何より正直であることを意識してみるといい。

そんな新月です。

＊＊＊＊

「どんなことが起こっても、人生は愛しい」

ドリームセラピー

占星術師

みずきしょうこ